2026年9月26日 公開
40代になるまで、僕は「給料以外のお金」を一度ももらったことがありませんでした。
毎月決まった日に、決まった額が振り込まれる。20年以上、それが僕の知っているお金のすべてでした。
だからこそ、ずっと気になっていたんです。「自分の力でお金を作るって、どんな感覚なんだろう」と🤔
そこで今年の初夏、クローゼットで眠っていた服12着をメルカリ(=スマホで個人がものを売り買いできるフリマアプリ)に出品してみました。
結果は、販売価格の合計で25,566円。
約1ヶ月で全部売れました。
この記事はその一部始終の記録です。
うれしかったこと、面倒だったこと、そして「僕はこれをビジネスにはしない」と決めた理由まで、ぜんぶ正直に書きます😊
この記事でわかること
- 40代のメルカリ初挑戦、リアルな結果(=12着・25,566円・約1ヶ月)
- やってみて分かった「売れる服・売れない服」の違い
- 手数料10%より「送料」が効いてくるという現実
- 僕が転売を続けないと決めた3つの理由
- 想定外だった、子どものお金教育への効果
なぜ40代の僕が、いまさらメルカリだったのか
きっかけは、かっこいい戦略でも何でもなく、「一度でいいから、給料以外のお金を自分の手で作ってみたい」という単純な思いでした。
「1回だけ」と決めてスタート
本業もあるし、家族との時間を削るつもりもない。だから最初に「これは商売ではなく、1回だけの体験イベント」と決めました。
売るのは家にある不用品だけ。仕入れはしない。
この線引きが、あとで振り返るととても効いていました。
対象に選んだのはクローゼットの服です。ほとんど着なかったジャケット、若い頃に背伸びして買ったブランドもの、貰いものでサイズが合わなかった服。
「いつか着るかも」を10年続けた結果、クローゼットの一角がまるごと倉庫になっていました💧
家の中の「使っていないもの」を見直す話は人生を整え直す12の準備チェックリストにも書きましたが、頭で分かっているのと、実際にお金に変えてみるのとでは大違いでした。
実録:12着が売れるまでの1ヶ月
ここからは時系列で、準備から完売までをそのまま書きます。
準備:YouTubeと100円ショップから始めた
いきなり出品はせず、まずYouTubeで出品のコツを何本か観ました。
そこで学んだ一番のポイントが「写真がすべて」ということ。
ただ、服の写真は想像以上に大変でした。服って、広げると大きいんです。
綺麗に撮れる背景スペースを作るために、まず部屋の一角を片付けるところから始まりました(=片付けのために片付けるという謎の状況です😅)。
梱包材は100円ショップでほぼ全部そろいました。
梱包袋・緩衝材・テープ。
数百円の初期投資で12着ぶんまかなえたので、ここのハードルは低かったです😌
逆に、いちばん面倒だったのは発送でした。
梱包して、持ち込んで、届いたか確認する。12回くり返すと、これが地味に効いてきます💦
商品の説明文はAIと一緒に作りました。
ブランド名・サイズ・状態を伝えて下書きを作ってもらい、自分の言葉に直すだけ。
ここはほとんど苦になりませんでした。
初めて売れた夜のこと
出品して数日後、スマホに「商品が購入されました」の通知が来ました。
正直に言います。めちゃくちゃ嬉しかったです。
金額は2,000円ちょっと。でも、20年以上「労働の対価」としてしかお金を受け取ったことのなかった僕にとって、初めて「自分で作ったお金」でした。
通知を見たのは家でした。すぐ家族に見せました。
「売れた」の一言に、自分でも驚くくらい声が弾んでいました✨



2,000円で、そんなに嬉しいものなんですか?



金額じゃないんだよね。「自分にもできた」っていう体験が、たぶん一番の報酬なんだよ😊
約1ヶ月で12着完売。ただし…
その後もぽつぽつと売れ続け、約1ヶ月で12着すべて売れました。「あれ、超楽じゃん」と思ったのが正直なところです。
ただし、これには種があります。売れやすそうなものを選び、価格もかなり安めに設定していたからです。
ブランドものは、相場より少し安くすればすぐ売れる。逆にノーブランドは、思い切って値下げしないと反応すらありませんでした💦
「売れた」と「稼げた」は別物。それは次の章の数字を見てください。
数字を全部見せます:手数料と送料のリアル


お金の話は、ざっくりではなく数字で書きます(=2026年7月時点)。
売上の内訳
販売価格の合計は25,566円。内訳はこんな感じです。
- いちばん高く売れたのはベストの3,500円。
次がチェックシャツの3,200円。
3,000円台は合わせて4点 - 主力は2,000円台:6点(=うち3点は遊び心でゾロ目の2,222円に)
- いちばん安いものは500円の花柄シャツ(=値下げを重ねて、これが一番苦労しました)
ゾロ目の値付けに効果があったかは分かりません。
ただ、「いくらなら買ってもらえるか」を考える時間は、意外と楽しいものでした✨
手数料10%より「送料」が効く


メルカリの販売手数料は販売価格の10%(=僕の場合、合計で約2,600円)。これは正直、良心的だと感じました。
効いてくるのは送料のほうです。そして意外だったのが、送料は重さではなく「大きさ」で決まるということ。
薄手のシャツなら210円で送れますが、厚手のジャケットは箱のサイズが上がって450〜850円かかります。
つまり、500円で売れた服を750円かけて送ると、手数料と合わせて赤字です。
「安い服ほど、送料の割合が重くなる」——ノーブランドの値下げがつらい本当の理由は、ここにありました。
送料の仕組みはメルカリ公式ガイドにまとまっています。出品前に一度見ておくと、値付けで失敗しにくくなります。
手元に残ったお金
手数料約2,600円と送料をぜんぶ引くと、手元に残ったのはざっくり1.8万円ほどでした。
時給に換算したら、たぶん大した金額ではありません。
でも、クローゼットの一角を占領していた「いつか着るかも」が、現金と空きスペースに変わりました。
これは数字以上の満足感でした。
なお、あとで気になって調べたのですが、家にある服などの生活用品を売ったお金は「生活用動産の譲渡」といって非課税(=確定申告も不要)。
国税庁の公式ページにも明記されていて、安心しました。
正直な結論:僕はこれをビジネスにはしない


1回やってみたからこそ、はっきり言えることがあります。
続けないと決めた3つの理由
- ①置き場の問題:商品と梱包材の置き場が要る。
仕入れまでするなら、部屋が在庫置き場になる - ②在庫リスク:仕入れたものが売れなければ、お金が「売れない物」に変わったまま戻ってこない
- ③手間と利益のバランス:写真・説明文・梱包・発送。
1着あたりの手間を考えると、手数料と送料を引いた利益は「割に合う」とは言いにくい
もちろん、やり方次第で稼いでいる人はいます。ただ、家族との時間を削らずに挑戦したい僕には、在庫を抱える商売は合わない。
これを本やネットの知識ではなく、自分の目と手で確かめられたのが最大の収穫でした。
それでも「1回だけ」は全員におすすめする理由
矛盾するようですが、不用品販売そのものは、1回だけなら全員にやってみてほしいです。
- 元手ゼロで「自分で稼ぐ」体験ができる
- 家が片付く(=わが家はクローゼットひと区画が空きました)
- 「売れるもの・売れないもの」の相場感覚が身につく
- 一度慣れると、この先も「手放す」のハードルがぐっと下がる
📋 ひとつだけ、線引きの話=「許可」が要るのはどこから?
家にある自分の物を手放すだけなら、許可は要りません。今回の12着も、これです。
要るのは、「売るために仕入れて、売る」を続けるとき。いわゆる「せどり」や転売です。古物営業法(=中古品の売買を取り締まる法律)の古物商許可が必要になります。
- 申請先=住んでいる所を管轄する警察署
- 手数料=19,000円(都道府県によらず同じ)
- 許可が下りるまで=40日ほど(都道府県で多少ちがう)
僕は、ここまでやる気はありません。
でも「不用品の次」を考える人は、この線引きだけ先に知っておくと安全です😌
想定外の収穫:息子が「商売」を始めた
実はこの挑戦、いちばんの収穫は僕のお金ではなかったかもしれません。
一部始終を見ていた長男に、「自分のものでやってみる?」と勧めてみたんです。
サイズアウトした子ども服、遊ばなくなったぬいぐるみやフィギュア。
売れたら本人のお小遣いにしていい、というルールで。
目の色が変わりました(笑)。
「これはいくらで売れるかな」「写真はこう撮るんでしょ」と、僕が学んだことをどんどん吸収していきます。
「ものの値段は自分で決める」「買う人の目線で考える」——学校ではなかなか教わらない体験です。
数百円のお小遣い稼ぎが、たぶん一番安い『お金の授業』になっています。
この記事を書いている今も、遊ばなくなったフィギュアなどを出品中です。売れた日のことは、また別の記事で。



それ、僕も子どもの頃にやってみたかったなぁ。



親が先に失敗も含めて体験しているから教えられるんだよね。順番が大事😊
2.5万円の使い道は、ぜんぶ「本」にした
最後に、売上の使い道の話です。
手元に残ったお金で、前から欲しかった本を一気に買いました。
文章の書き方、ブログの運営、お金の勉強。
合わせて10冊以上、本棚がひと段変わりました📚
たとえば『お金の大学』の改訂版、『ゆる副業』、『読みたいことを、書けばいい。』、『新しい文章力の教室』、『なるほどデザイン』。
この記事の文章も、その本棚の上で書いています。
飲み代に消えても誰にも怒られないお金です。でも、「自分で作ったお金を、自分の学びに変える」という流れを一度作ってみたかったんですよね。
不用品 → 現金 → 自己投資。この循環は、金額が小さくても気持ちのいいものでした。
服が減って、本が増えた。クローゼットは軽くなって、頭の中は少し重くなった。悪くない交換だったと思っています😌
過去の僕への手紙
「いつか着るかもしれない」と、10年言い続けていた。
いま言えるのは、着ないということ。
あのジャケットに袖を通す日は来なかった。
あれはもう服じゃなくて、「もったいない」という気持ちの置き物だった。
でも、売れた。12着で25,566円になった。
金額より大きかったのは、初めて給料以外のお金を手にしたときの、あのじわっとくる感覚だ。
40代にも初体験は残っていた。
それを知れたのが、いちばんの収穫だった。
まとめ:40代のメルカリ初挑戦で分かったこと
結論。
不用品販売は「稼ぐ手段」としてより、お金の感覚を取り戻す体験として最高でした。
そして僕は、これをビジネスにはしません。
早見表
| 項目 | 結果・気づき |
|---|---|
| 売れたもの | 服12着(=ジャケット・ブランドもの中心) |
| 販売価格の合計 | 25,566円(=約1ヶ月で完売) |
| 手元に残った額 | 約1.8万円(=手数料10%+送料を引いて) |
| 売れやすさ | ブランドものは早い。ノーブランドは値下げ必須 |
| 意外な落とし穴 | 送料は重さでなく「大きさ」。安い服ほど送料が重い |
| 続けるか | ビジネスにはしない(=置き場・在庫・手間) |
| 一番の収穫 | 「自分で稼ぐ」体験と、子どものお金の授業 |
明日からの3ステップ
- STEP1:クローゼットから「1年着ていない服」を3着選ぶ
- STEP2:フリマアプリで同じような服の相場を検索してみる(=出品しなくてOK)
- STEP3:「これは売れそう」と思えたら、まず1着だけ出品してみる
スマホの中の「使っていないもの」の整理はスマホ整理の記事でどうぞ。家の中も、スマホの中も、軽くしてナンボです。
※本記事の手数料・送料は2026年7月時点のものです。最新はメルカリ公式ガイドをご確認ください。
🙏 最後まで読んでくれて、ありがとうございます
ここまで読む人は、そう多くありません。
あなたが、その一人です
💬 ひとことだけ、もらえませんか
「ここが分からなかった」「うちはこうでした」
その一行だけで十分です。長く書く必要はありません。
名前はニックネームで大丈夫です。メールアドレスは公開されません(僕にだけ届きます)。
※送信の前に、表示された文字を入力する欄があります。迷惑な書き込みを防ぐためのものです。
★正直に書くと、このブログにはまだコメントが1件もありません。
だから、あなたの一行がそのまま次に書くものを決めます。いただいた声は、全部読みます
もがいてナンボ。ではまた👋


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