2026年10月21日 公開
📚 守り|詐欺・乗っ取りは全6本|この記事は4本目=「押した・払った・乗っ取られたら」(タップで一覧)
- 1本目 スマホとお金のセキュリティ
- 2本目 子どものゲーム課金
- 3本目 SNSの投資詐欺・副業詐欺
- 4本目 怪しいリンクを押した・乗っ取られたかも ← いまここ
- 5本目 個人情報が漏れたら最初にやること ← 次はこれ
- 6本目 フリーWi-Fi・充電スポット・のぞき見



やばい……。宅配の不在通知のSMSを押して、ネット通販のIDとパスワードを入れちゃったかも。どうしよう😳



落ち着いて。まず、何を入れたか・何をしたかを思い出そう。それで、カードを止めるのか、パスワードを変えるのか、やることが決まるの。



恥ずかしいし、もう少し様子を見ちゃダメかな……?



様子を見ている間に、お金を動かされるかもしれないの。止める手続きは、気づいたらすぐだよ。
僕のところにも、SMSやInstagramのDM(=SNSで個人あてに届くメッセージ)で、詐欺の誘いがよく来ていました。
急いでいる朝や眠い夜なら、誰でも押してしまう作りになっています。
答えを先にまとめます。
✅ これがこの記事の答えです
何を入れたか・何をしたかで、止める先が決まる。気づいたらすぐ(目安は30分以内)に、止める手続きを先にする。早いほど、動かされるお金が少なくて済む。
いま押してしまった人は、自分に当てはまる所へ飛んでください。
- ①押しただけ(何も入れていない)
- ②IDやパスワードを入れた・知らないログインの通知が来た
- ③カード番号を入れた
- ④偽の警告の番号に電話した・言われたアプリを入れた
- ⑤お金が動いた・送ってしまった
- ⑥通販サイトで払ったのに届かない
- ⑦アカウントが乗っ取られた(Apple・Google・LINE・Instagram)
何を入れたか覚えていない人は、②と③の両方をやります。
使っているサービス(通販・携帯・カードなど)から「個人情報が漏れました」というお知らせが来ただけの人は、5本目「使っているサービスから個人情報が漏れたら」が合っています。
やることは1つ=上の①〜⑦から自分の所を選び、その📋 手順の枠のとおりに止める(30分ほど)。
まだ何も押していない人は、下の書き写す枠に、止める先の電話番号を書いておくだけで十分です(10分)。
📝 これだけ持ち帰ってください=止める先の電話番号
いざというとき探さなくて済むように、今のうちにスマホのメモか紙に書きます(10分)。
番号は、カードの裏・通帳・公式アプリの「紛失・盗難」や「お問い合わせ」にあります。
ネットで検索して出てきた番号は使いません(偽の窓口の番号のことがあるからです)。
- カード番号を入れた・知らない支払いがある→カードの「紛失・盗難」の窓口:____(例:カードの裏に書いてある番号)
- 口座のお金が動いた→メインの銀行の窓口:____
- 証券口座(=株や投資信託を買うための口座)に入られた→証券会社の「不正アクセス」の窓口:____
- どこに相談すればいいか分からない→警察の相談は#9110/お金や契約の相談は188(どちらも全国共通)。
今まさにお金を取られそうなときは110番
僕のスマホには、188と#9110を登録してあります😊
📋 この記事でわかること
- 押した・入れた・払ったとき、何をしたか別に、すぐ止める先と手順
- 入れた覚えのないアプリを、スマホで確かめる場所
- お金が戻るか(補償)の考え方と、二度目の詐欺
- 次に怪しい連絡が来たとき、押す前に止まる3つ
😳 押してしまう人は、珍しくない
結論:押してしまう人は、珍しくありません。
押したこと自体より、気づいてから止めるまでの速さで、守れる額が変わります。
2025年のネットバンキング(=スマホやパソコンで使う銀行のサービス)の不正送金(=他人の口座から勝手にお金を移すこと)は4,747件、被害は約104億円でした(警察庁)。
証券口座への不正なアクセスも、2025年の1年で17,717件ありました(2026年10月9日時点の暫定値=あとで見直されることがある数字・金融庁)。
押してしまう場面は、たいてい同じです。
- 会議や出勤に遅れそうで、急いでいる朝
- 眠い夜に、寝る前のスマホで
- 本当に荷物を頼んでいて、「再配達」のSMSがちょうど届いたとき
注意力では防ぎきれない場面だから、押したあとの手順を先に知っておきます。
1年ほど前、口座とカードを作った直後に、「カードが不正に使われている」という電話が来ました。
イヤホンをして作業をしていたので、番号を見ないまま出てしまいました。
正直、自分は絶対に大丈夫だと思っていました。
ある程度の知識もあるし、そんなのに引っかかるわけがない、と。
でも、カードを作ったばかりだったので、一瞬「あれ?」となりました😳
話の途中で怪しいと思って番号を見たら、国際電話の番号でした。
そのあと、警察に通報しました。
こういうタイミングで、人は引っかかるのだと思いました🤔
- カードや口座を作った直後
- 仕事が忙しいとき
- 家族が事故にあったり、病気になったりしたとき
40代の僕の意見です。
40代は、こういうタイミングがいちばん重なる年代です。仕事は忙しく、子どもの行事があり、親の体調も気になり始めます。
しかも給料が入る口座を空にされたら、家賃も、カードの引き落としも、子どもの給食費も、支払いが全部止まります。
はっきり言います。相手は無数に試して、1回でも成功すれば勝ち。守る側は無数に防いでも、1回引っかかれば負けです😤
だから僕は、知らない番号には出ません。
イヤホンやスマートウォッチで電話に出られる人も、出る前に番号を確かめます。知らない番号は、出る前に調べます。
国際電話の番号からの電話は、通報したときに警察からも「詐欺です」と言われました。
ただ、押してしまっても、そこで終わりではありません。
気づいてから止めるまでが早ければ、守れるお金は残ります。次の章が、その手順です😊
🧭 自分がしたこと別の止め方|気づいたらすぐ
結論:自分に当てはまる所だけ読めば大丈夫です。
お金に関わる所(③④⑤⑥)は、警察より先に、お金の出口(カード・口座)を止めます。



手順が多すぎて、パニックになりそう……💦



全部じゃなくて、自分がしたことの所だけでいいの。分からない所は、AIに「Androidで最近入れたアプリを見る方法は?」みたいに手順を聞いてもいいよ。電話番号だけは、AIに聞かずにカードの裏や公式アプリで確かめてね。


① 押しただけ(何も入れていない)
画面を閉じて、それ以上は何も入力しません。
押した先で「荷物を追跡するアプリ」を入れさせる手口があるので、入れた覚えのないアプリが無いかだけ見ます(警察庁)。
② IDやパスワードを入れた・知らないログインの通知が来た
IDやパスワードを盗んだ相手は、その瞬間に本物のサイトへ入ってきます。
パスワードの変更は、気づいたらすぐです💦
📋 手順|パスワードを変える(1つ10分)
- SMSやメールのリンクは使わず、その会社の公式アプリか、ブックマークから入る
- パスワードを変える。
同じパスワードを使っていた所も変えます(警察庁)。
全部覚えていなければ、お金の口座とメールだけでも先に - 二段階認証(=パスワードのあとにスマホに届く番号でも確かめる仕組み)がオンか確かめる
- お金の口座(銀行・証券)のIDだった場合は、その会社の窓口にも電話して事情を伝える
「知らない場所からログインがありました」という通知が来たときも、同じ手順です。
ただし、その通知のリンクは押さずに、公式アプリから入ります。
③ カード番号を入れた
カード番号だけでも、カード会社に電話して、カードを止めてもらいます。
カード会社の業界団体(日本クレジットカード協会)も、2024年11月から「カード番号を入力してしまったら、カード会社に連絡を」と呼びかけています(日本クレジットカード協会)。
有効期限や、カードの裏の3けたの番号(セキュリティコード)まで入れた場合も、同じです。
止めたカードは、多くの場合、新しい番号のカードに作り直してもらいます。
📋 手順|カードを止める(10分)
- カードの裏か、カード会社の公式アプリの「紛失・盗難」の番号に電話する
- 「偽のサイトにカード番号を入れた」と、そのまま伝える
- アプリにカードを一時停止する機能があれば、電話がつながるまでに先に止める
- スマホ代と一緒に払う「キャリア決済」を使っている人は、携帯会社の会員ページ(My docomo・My au・My SoftBankなど)の「キャリア決済」の設定で、使える上限も下げておく
カードは、知らない小さな額の支払いから使われることもあります。
小さな額でも、身に覚えが無ければカード会社に伝えます。
④ 偽の警告の番号に電話した・言われたアプリを入れた
パソコンやスマホに「ウイルスに感染しました」と出て、その番号に電話してしまった場合です。
僕も、かなり昔にパソコンでこの偽の警告を見たことがあります😳
- 電話しただけ=警告の画面を閉じて、ブラウザ(=SafariやChromeなど、ネットを見るアプリ)の履歴を消します。
履歴は、ブラウザの設定の「履歴」から消せます。
かかってきた電話には出ません(IPA)。 - 言われたアプリ(遠隔操作ソフト=相手がこちらの画面を動かせるソフト)を入れた=まずネットを切ります(スマホは機内モード、パソコンはWi-Fiをオフ)。
そのソフトを消してから、家族のスマホなど別の端末で、使っていた口座のパスワードを変えます。 - お金を払った・契約した=まず⑤の順番でお金の出口を止めます。
そのあと、188(消費者ホットライン)に相談します。
不正なアプリで、スマホの決済アプリが遠くから操作され、送金される被害も出ています。
警察庁は、不正なアプリは直ちに削除するよう呼びかけています(警察庁・2026年9月)。
⑤ お金が動いた・送ってしまった
いちばん急ぐ場面です。
警察より先に、お金の出口(カード・口座)を止めます。


📋 手順|お金が動いたときの順番(気づいた日に)
- 止める=銀行・カード会社・証券会社に電話して、口座やカードを止めてもらう。
証券口座は、24時間の自動音声の電話で一時的に止められる会社(例:楽天証券)や、ウェブでログインを止められる会社(例:SBI証券)もあります。 - 記録を残す=届いたSMSやメールの画面、入れたサイトのアドレス、動いた日時と金額を、スクリーンショットとメモで残す
- 警察に届ける=最寄りの警察署か、サイバー事案(=ネットを使った犯罪)のオンライン窓口へ(警察庁)。
迷ったら#9110(警察相談専用電話。受付は多くの県で平日の日中)へ - 受理番号をもらう=警察で届けを受け付けた番号です。
銀行やカード会社に補償を申し出るときに、聞かれることがあります。
⑥ 通販サイトで払ったのに届かない
安さにひかれて買ったのに届かず、連絡もつかない。偽の通販サイトの典型です💧
- カードで払った=カード会社に「品物が届かない」と伝えて相談します。
- 銀行振込で払った=警察と、振り込んだ先の銀行に連絡します(金融庁)。
振り込んだ先の銀行の名前は、振込の明細にあります。
電話番号は、その銀行の公式サイトで調べます。 - どちらも=188に相談し、⑤の「記録を残す」「警察に届ける」もやります。
⑦ アカウントが乗っ取られた(Apple・Google・LINE・Instagram)
- Apple ID=パスワードを変えます。
iPhoneの「設定」→いちばん上の自分の名前を開き、登録したメールや電話番号が自分のものかを見ます。
同じ画面のいちばん下に、使っている端末の一覧があります。
知らない端末があれば消します(Apple公式)。 - Googleアカウント=パスワードを変えます。
Googleアカウントの管理画面(Androidは「設定」→「Google」→「Google アカウントを管理」、iPhoneはGmailのアプリの右上の自分の写真→「Googleアカウントを管理」)を開きます。
「セキュリティ」→「お使いのデバイス」で、知らない端末を外します。
Gmailが勝手に別のアドレスへ送られる「転送」の設定が入っていないかも見ます(Google公式)。 - LINE=乗っ取られると、友だちに電子マネーのカードなどを買うよう頼むメッセージが送られます(LINE公式)。
友だちには電話など別の方法で知らせ、お金の被害があれば#9110へ。 - Instagram=ログインできなくなったら、アプリのログイン画面の「ログインできない場合」から、公式の手続きで取り戻します。
🔍 次に怪しい連絡が来たら|押す前に止まる3つ
結論:SMSでも、メールでも、SNSのDMやLINEでも、押す前の3つで止まれます😊
くわしい見分け方は1本目にまとめています。


- 急がせる=「本日中に」「停止します」と時間で追い込んでくる
- リンクがある=本物のサービスからの連絡でも、届いたリンクからは入らない。
公式アプリかブックマークから入る - 身に覚えがない=頼んだ覚えのない荷物、使っていないサービスからの連絡は、それだけで怪しい
リンク先のアドレスで本物か偽物かを見分けるのは、正直むずかしいです。
本物そっくりのアドレスもあるので、見分けるより、リンクから入らないのがいちばん確実です。
ちなみに、メールで届く詐欺は、仕組みで減らせます。
僕はメールをGmailにしてから、メールの詐欺はほとんど迷惑メールに落ちるようになりました😌
Gmailの仕組みはSMSやDMには効かないので、そちらは上の3つで止まります。
くわしくは「キャリアメール卒業+Gmail完全活用ガイド」に書いています。
💰 お金は戻る?補償の考え方
結論:本人に落ち度が無ければ、銀行は全額を補償するのが基本です。
ただ、自分で入れてしまった場合は減ったり、対象外になったりします。
だから、早く止めた分だけが確実に守れるお金です。
銀行の業界の申し合わせ(2008年)では、ネットバンキングで勝手にお金を引き出された場合、預金者に過失(=不注意)が無ければ全額を補償するとしています(全国銀行協会)。
- 過失がある場合は、銀行ごとの個別の対応になる
- 被害の日から30日以内に銀行へ知らせないと、補償されない
カードの不正利用は、届け出た日から何日前の分まで補償されるかが、カード会社ごとの決まりで変わります(例:三井住友カードの補償のページ)。
自分のカードの決まりは、カード会社の公式サイトで見られます。
正直に言うと、偽のサイトに自分で入れた場合、全額戻ることは期待しないほうがいい。
補償の申し出では、警察の受理番号や、細かい状況の説明を求められることもあります。
それでも、先に番号を書いておけば、気づいて10分で止められる側に回れます😊
🚫 「取られたお金を取り返します」は、二度目の詐欺
結論:被害のあとに来る「お金を取り戻せます」という連絡は、まず詐欺です。
相談するのは、警察・188・取引していた銀行やカード会社だけにします。
被害にあった人は、お金を取り戻したい気持ちがいちばん強くなっています。
そこへ「犯人が捕まったので返金します。手数料を先に」「取り戻す手続きを代わりにやります」と連絡が来ます。
取り戻すために、また払う。これが二度目の被害です😔
自分から探したのではなく、向こうから届いた話なら、なおさらです。



でも、弁護士を名乗っていたら信じちゃいそう……
本物かどうかは、その人が入っている弁護士会に電話して確かめるの。番号は、弁護士会の公式サイトで見てね。届いたメールに書いてある番号は使わないで。
❓ よくある疑問
結論:本文で答えきれなかった4つの疑問です。スマホが1台しかないとき/変なSMSが勝手に送られたとき/夜中のとき/家族に言いにくいとき。
Q. スマホが1台しかなく、「別の端末」がありません。
A. 家族のスマホを借りるか、自宅のパソコンを使います。
どちらも無ければ、怪しいアプリを消して再起動したあとに、自分のスマホでパスワードを変えます。
Q. 自分のスマホから、知り合いに変なSMSが勝手に送られていました。
A. 不正なアプリが入っている可能性が高いです。
①の手順でアプリを消し、携帯電話会社に相談します。
送られた相手には、電話など別の方法で「押さないで」と知らせます。
Q. 夜中で、窓口の電話がつながりません。
A. カードは、公式アプリで一時停止できないか見ます。
証券口座は、24時間の自動音声やウェブで止められる会社もあります(⑤の所)。
今まさにお金を取られそうなときは、110番です。
Q. 家族に言いにくいです。
A. 言いにくいのは分かります。
でも、止める手続きは一人でもできます。先に止めてから、落ち着いて家族に話せば十分です。
だまされたのは、相手が上手だっただけです😌
📝 まとめ|何をしたかで、止める先が決まる
結論:押した・入れた・払ったときは、気づいたらすぐ止める手続きを先にします。警察は、お金の出口を止めたあとです。
- 押しただけ・アプリを入れた=入れた覚えのないアプリを消す。
偽の警告で入れたソフトは、ネットを切ってから消す - IDやパスワード・乗っ取り=公式アプリから、すぐ変える。
知らない端末を外す - カード番号=カード会社に電話して止める
- お金が動いた・通販で届かない=止める→記録→警察→受理番号
- 「取り返します」=二度目の詐欺。
相談は警察・188・取引していた銀行やカード会社だけ
🎯 この記事でやること=自分がしたことの所の手順で止める
もう押してしまった人は、記事の最初の①〜⑦から自分の所を選び、📋の枠のとおりに止める(30分ほど)。
まだの人は、記事の最初の書き写す枠に、カード・銀行・証券の窓口の番号を書いておく(10分)。
📚 守り|詐欺・乗っ取りは全6本|この順に読めば迷いません
- 1本目 スマホとお金のセキュリティ
- 2本目 子どものゲーム課金
- 3本目 SNSの投資詐欺・副業詐欺
- 4本目 怪しいリンクを押した・乗っ取られたかも ← いまここ
- 5本目 個人情報が漏れたら最初にやること ← 次はこれ
- 6本目 フリーWi-Fi・充電スポット・のぞき見
最後まで読んでくれて、ありがとうございます😌
もがいてナンボ。ではまた👋
📌 本記事は2026年10月時点の各社の窓口と統計で書いています。窓口や手順が変わったら、随時更新します。


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