使っているサービスから個人情報が漏れたら|最初にやることは漏れた中身で決まる

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2026年10月21日 公開

📚 守り|詐欺・乗っ取りは全6本|この記事は5本目=「漏れたお知らせが来たら」(タップで一覧)

むちお

ねえ、使ってる通販サイトから「個人情報が漏えいしたおそれがあります」ってメールが来たんだけど……。うちは何をすればいいの?

ちえこ

漏えいは、お店やサービスが持っていた名前やメールアドレスなどが、外に漏れることだよ。まず、そのメールの中のリンクは押さないでね。漏れたサービスのふりをした偽メールが、いちばん出回る時期なの。

むちお

え、お知らせのメールなのに?じゃあ、何を信じればいいの?

ちえこ

そのサービスの公式サイトを、自分で開いて確かめるの。そのうえで「何が漏れたか」を見れば、やることが決まるよ😊

このブログを書いている僕も、かなり前に「au」を名乗るSMSで、「個人情報が漏れた」という内容の偽のお知らせを受け取ったことがあります。
そのころは本当に知識がなく、かなり焦りました💦
答えを先にまとめます。

✅ これがこの記事の答えです

お知らせのリンクは押さず、サービスの公式サイトで本物か確かめる。そのうえで、漏れた中身に合わせて1つだけ動く。

リンクを押して、自分でIDやカード番号を入れてしまった人は、4本目「怪しいリンクを押した・乗っ取られたかもと思ったら」の手順が先です。
なぜこの答えになるのかは、この先で順に見ていきます。

お知らせには、何が漏れたかを書いた「漏れた情報」の欄があります。そこを見て、上の3つのどれに当たるかを決めます。

やることは1つ=お知らせが本物かを公式サイトで確かめ、「漏れた情報」に当たる1つをやる(10分)。
お知らせが届いていない人は、お金に関わるサービス(カード・銀行・通販)のパスワードを、1つだけ変えておけば十分です(5分)。

📝 これだけ持ち帰ってください=お知らせが来たときの4つ

スマホのメモに写しておくと、慌てずに済みます(2分)。

  • まず=お知らせのリンクは押さない。
    公式サイトかアプリを自分で開く
  • パスワード=その日に変える(同じものを使っている所も)
  • カード番号=カード会社に電話。
    カードの裏の電話番号:____(今のうちに書き写しておく)
  • メールアドレス・住所・電話番号だけ=何もしなくてよい。
    そのサービスを名乗る連絡は全部無視

📋 この記事でわかること

  • いま、漏えいがどれくらい起きているか
  • お知らせが本物かを見分ける3つのチェック
  • 漏れた中身で分かれる、その日にやること
  • お知らせのあとに来る、二度目のだまし(二次被害)と相談先

目次

📰 漏えいは、遠いどこかの話ではない

結論:2026年は、大きな漏えいが過去最悪のペースです。
個人情報の一部はもう漏れていると考えて、お金の入り口だけを固めます。


東京商工リサーチの調べでは、大きな会社(上場企業=株を売り買いできる会社と、その子会社)で、1回に100万人分以上の個人情報が漏れた事件が、2026年は10月5日までに10回起きました。
2025年は1年間で6回だったので、今年はもうそれを超えています😳(東京商工リサーチ・2026年10月7日)

いちばん大きかったのは、KDDIのメールのしくみへの不正アクセス(=他人が勝手にしくみに入り込むこと)です。
プロバイダ(=インターネットをつなぐ会社)向けに用意していたしくみでした。
メールアドレスが約1,223万件漏れ、そのうち約762万件はパスワードも漏れました(KDDIの2026年7月6日の発表・7月21日更新)。
auメール・UQ mobileメール・au one netメールは別の設備で、影響は無いとされています。

40代の僕の意見です。
40代は、給料が入る口座に家族の支払いが全部つながっている年代です。漏れたパスワードから口座に入られたら、家賃も、カードの引き落としも、支払い全般が止まります。
うちはカードを3枚、銀行口座を3つまで減らし、証券口座と銀行はパスキー(=顔や指紋で入る鍵)にしてあります。
漏れても、お金の入り口には入らせない。ここだけは固めておきます。

はっきり言うと、今の時代、個人情報の一部はもう漏れています。これを止めることはできません。
でも、最悪の事態は防げます😌

だからといって、怖がって便利なサービスを全部やめるのは本末転倒(=いちばん大事なことと、そうでないことが逆になること)です。
漏れても困らない物と、お金に直結する物を分けて、お金に直結する物だけ固めます。

その一方で、自分から情報を出す必要もありません。
ポイ活(=ポイントをためるためにいろいろなサイトに登録すること)や、抽選のプレゼントが目当てのアンケートで、「これくらいなら大丈夫」と名前や住所を書く前に、それが本当に要るか一度考えます。
書いた分だけ、漏れる元が増えるからです。
やらなくていい努力はしない。最後の守り(お金の入り口)だけは固める。これが僕の考えです😤


🔍 まず、そのお知らせは本物か

結論:お知らせのリンクや電話番号は使わず、自分でサービスの公式サイトを開いて確かめます。
偽物は「急がせる」「入力させる」でたいてい見分けられます。


漏えいのお知らせが届いたら3つの順番。1 リンクは押さない=公式サイトを自分で開いて同じ発表があるか見る。2 「漏れた情報」の欄を見る=パスワード?カード番号?メールアドレス・住所? 3 中身に合わせて1つだけ動く=パスワードなら変える、カード番号ならカード会社に電話

📋 手順|本物か確かめる(5分)

  1. 公式サイトに同じ発表があるか=お知らせのリンクではなく、ふだん使っているアプリかブックマーク(=よく使うページをスマホに登録しておく機能)からサイトを開き、「お知らせ」の欄を見る。
    検索するときは、いちばん上に出る「スポンサー」「広告」の付いた結果は押しません。
  2. 急がせていないか=「24時間以内に」「すぐにログインして確認を」と急がせるのは、偽物によくある形
  3. リンクから入力させていないか=お知らせのリンクの先で、パスワードやカード番号を入れさせるのは偽物の形。
    本物がパスワードの変更を頼むこともありますが、そのときも、公式アプリから自分でログインして変えます。

公式サイトに同じ発表が無ければ、そのお知らせは偽物と考えて消します。
報告したい人は、フィッシング対策協議会に届け出られます。

僕に届いたauを名乗るSMSは、リンクを押して途中まで入力したところで、暗証番号かパスワードを入れる画面が出てきました。
そこで不安になって手を止め、調べてみたら、同じ詐欺への注意がすでに出ていました。
入れる前に止まれて、正直ほっとしました。危なかったです😔
それまでは人ごとだった詐欺が、これを機に一気に自分ごとになりました。

警察庁も、漏えいが続いている今は「流出元の企業をかたる偽メールの可能性がある」(かたる=ふりをする)として、メールの中のリンクを安易に押さないよう呼びかけています(警察庁 サイバー警察局便り Vol.19・2026年10月)。


🗂️ 漏れた中身で、やることは3つに分かれる

結論:お知らせには「漏れた情報」の欄があります。
パスワード・カード番号・それ以外(メールアドレスや住所)のどれかで、その日にやることが決まります。


漏れた中身で、やることは3つ。パスワード=その日に変える、同じものを使う所も全部。カード番号=カードの裏の番号に電話、明細を一緒に見てもらう。メール・住所・電話=変える必要はないので何もしない、そのサービスを名乗る連絡は無視

🔑 パスワード(とID)が漏れた

📋 手順|パスワードを変える(1つ10分)

  1. お知らせのリンクは使わず、公式アプリかブックマークからログインする
  2. そのサービスのパスワードを変える
  3. 同じパスワードを使っている所があれば、お金に関わる所(カード・銀行・通販)から順に変える

はっきり言います。いちばん大事なのは、パスワードの使い回しをやめることです。
漏れたパスワードは、ほかのサービスでも試されます。
相手は無数に試して、1つでも入れれば勝ちだからです💦

全部同じパスワードだった人は、今日はお金に直結する所(カード会社・銀行・カードを登録している通販)だけ変えます。
残りは、次にログインしたときに1つずつで大丈夫です。

「Googleでログイン」「Appleでサインイン」で登録していたサービスから漏れた場合、GoogleやAppleのパスワードそのものは、そのサービスに渡っていません。
心配なら、Googleアカウントの「リンク済みのアプリ」で、そのサービスとのつながりを外せます(Google公式)。

パスワードの作り方と、管理するアプリの使い方は、1本目「スマホとお金のセキュリティ」にまとめています。


💳 カード番号が漏れた

まず「漏れた情報」の欄で、カード番号の全部が漏れたのか、下4けただけなのかを見ます。
下4けただけなら、それだけで買い物に使われることはないので、電話まではしなくて大丈夫です。
念のため、カード会社のアプリで「使われたら届く通知」をオンにしておきます。
全部が漏れていたら、次の手順です。

📋 手順|カード会社に電話する(10分)

  1. カードの裏に書いてある番号に電話する(お知らせに書いてある番号は使わない)
  2. 「◯◯から漏えいのお知らせが来た」と伝え、知らない支払いが無いか一緒に見てもらう
  3. 番号の変更(=新しい番号のカードに作り直すこと)を頼む

✉️ メールアドレス・住所・電話番号だけが漏れた

これらは変える必要がないので、その日にやることはありません😌
そのかわり、漏れたサービスの名前で来るメール・SMS・電話は、全部無視します。

名前や住所を知っている相手から連絡が来ても、それは本物の証拠になりません。
「名前を知られている」こと自体を、信用の材料にしないでください。


📱 お知らせのあとに来る、二度目のだまし

結論:漏えいのあとに来る「お詫び」「返金」「削除してあげます」は、全部無視でかまいません。


漏えいのあとに来る3つのだまし。お詫び・返金のメールやSMS=ログインさせてパスワードやカード番号を盗む。削除できますという電話=国民生活センターなどを名乗る、電話で削除を申し出ることはない。漏れた番号への詐欺の電話=詐欺の電話を止めるアプリをスマホに入れておく
  • お詫びの品・返金のふりをしたメールやSMS=「お詫びのポイントを受け取るには」とログインさせて、パスワードやカード番号を盗みます。
  • 「漏れた情報を削除できます」という電話=国民生活センターの職員を名乗る電話が実際に確認されています。
    国民生活センターが、電話で削除を申し出ることはありません(国民生活センター・2024年8月7日)。
  • 漏えいに便乗した勧誘=「みんなで訴えてお金を取り戻しましょう」など、漏えいのニュースに乗っかった誘いにも乗りません。
    相談するのは、下の公的な窓口だけで十分です。
  • 漏れた電話番号にかかってくる詐欺の電話=警察庁は、詐欺の電話を知らせたり止めたりするスマホのアプリを入れるよう呼びかけています。
    アプリの名前の一覧は警察庁の「推奨アプリ」のページにあります。
むちお

でも、本物のサービスからの大事な連絡だったらどうしよう……。無視して大丈夫なのかな💧

ちえこ

大丈夫。本物の大事な連絡なら、公式サイトの「お知らせ」にも同じことが書いてあるよ。そっちで確かめれば、無視して困ることはないの😊

困ったときの相談先です。


❓ よくある疑問

結論:本文で答えきれなかった3つの疑問です。お知らせが届かない/漏れたかの調べ方/家族の分。


Q. お知らせが一度も届いたことがありません。漏れていないということ?
A. そうとは言い切れません。
法律では、大事な漏えいなら本人に知らせることになっています。
ただ、連絡先が分からないときは、サイトでの発表と問い合わせの窓口で代えることもできます(個人情報保護委員会)。
気になるサービスがあれば、その公式サイトの「お知らせ」を一度見ます。

Q. 自分の情報が漏れたか、まとめて調べる方法は?
A. 使っているサービスの公式サイトの「お知らせ」を見るのが確実です。
「あなたの情報が漏れているか調べます」という見知らぬサイトに、メールアドレスやパスワードを入れるのはやめておきます。

Q. 子どもや家族のアカウントも、確かめたほうがいい?
A. 家族がそのサービスを使っていれば、同じお知らせが家族にも届いているかもしれません。
家族にも、記事の最初の「お知らせが来たときの4つ」を、それぞれのスマホのメモに写してもらうと安心です😊


📝 まとめ|リンクは押さず、漏れた中身で1つだけ動く

結論:漏えいのお知らせが来たら、リンクは押さず公式サイトで確かめ、漏れた中身に合わせて1つだけ動きます。

  • お知らせは本物?=自分で公式サイトを開いて、同じ発表があるか見る
  • パスワードが漏れた=その日に変える。
    同じものを使っている所も
  • カード番号が漏れた=カードの裏の番号に電話して、調べてもらう
  • メールアドレス・住所だけ=何もしなくてよい。
    そのサービスを名乗る連絡は全部無視
  • 迷ったら=188(消費者ホットライン)か#9110(警察相談)

🎯 この記事でやること=お知らせが本物か確かめて、1つだけ動く

お知らせが本物かを公式サイトで確かめ、「漏れた情報」の欄に合わせて3つのうち1つだけやる(10分)。
お知らせが届いていない人は、お金に関わるサービスのパスワードを1つだけ変える(5分)。

📚 守り|詐欺・乗っ取りは全6本|この順に読めば迷いません

次の6本目は、外でスマホを使うときの話です=フリーWi-Fi・充電スポットは危ない?
親に来る電話の備えは、高齢の親を詐欺から守るにまとめています。


最後まで読んでくれて、ありがとうございます😌

もがいてナンボ。ではまた👋


📌 本記事は2026年10月時点の情報で書いています。新しい漏えいや制度の変更があれば、随時更新します。

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